G.B.Times 6月号 No.8
Hello!
大変だ!6月が終わってしまう! 今月に入ってからの突然の暑さに、すっかり参ってしまったG&B(じーとばー)です。うかうかしてるうちに、本物の夏だ😱
垣根のツルハナナスは、無駄に伸びて伸びてもじゃもじゃ。毎年涼やかな花を咲かせてくれるガクアジサイ、今年はどうしたことか葉だけ伸びて、こっちもじゃもじゃ。うわー
仲間たち
この子はパト。パトリシアでもなく、パテトラオでもなく、パトカーと同じ白黒だから付いた名前です。でも、去年ぐらいまではもっとシュっとしてて、パトカーの雰囲気があったけど、成長と共に?ぼてっとして、これではパトと言うよりのらくろではないか!
そう言えば、彼のパトロンの一人のエサやりさんが「クロ、クロ」と呼んでたっけ。
それぞれの方々が思い思いの名で呼ぶので、まさに「オレの名前はイッパイアッテナ」なのです。
お向かいの奥さんにおねだりして、メメとカラが何かもらってます。うちよりよそ様になついてる様子を見ると、かるーく嫉妬が…ま、そこは地域猫ってことで。愛は独り占めにできない。
仲間たち おまけ
Memories片付けものをしていて桐箱から発見。何かお分かりですか?これは現在は製造されていないでしょうね。刻みたばこ『ききょう』です。祖母がキセルで吸ってました。刻みがだんだん手に入りにくくなったとこぼしていたら、話を聞いた従兄弟が東京のデパートで手に入れて、送ってくれたことがありました。祖母はこんなにたくさんと喜んで、「これだば、あと、死ぬまで間に合う」などと笑っていました。祖母が旅立ったのは、それからそんなに時間が経ってなかったような気がします。残された「ききょう」は形見にともらったのでした。それを転居のたびに持って歩いてたのですね。ずっと忘れてた。
幼い日、祖母がたばこを吸うところがおもしろく、いつもしげしげ見ていたものです。実家には囲炉裏があって、祖母はいつも囲炉裏端の定位置に陣取っていました。キセルにたばこを詰めると、囲炉裏の炭につけて火を点けます。そしてスパスパ。時々長い鉄串みたいのでパイプ掃除をするのですが、コールタールのような真っ黒なヤニが出てくるのでした。そんな様子を興味津々で見ていました。別に臭いとか、いやだとか思わなかった。
ある日、「どうしてたばこ吸うの?」と聞いたことがありました。祖母はちょっと困ったようにして、考えて「とぜねがらよ」???え、とぜねって何?私には意味がわかりませんでした。
(今日の言葉へと続く)
今日の言葉 とぜね
「とぜね」って言葉、小さかった私にはよく分かりませんでした。母が出かけて、祖母と留守番してた時、通りかかった近所のおじさんが「母さんいねくて、とぜねべ」と声を掛けてくれたことがありました。その時もよく分からなかった。「さびしい」と「たいくつ」と「することがなくて、手持ちぶさた」がミックスしたような感じでしょうか。
学生の頃『徒然草』を習った時、つれづれとは寂しい、退屈、手持ちぶさたと聞いて、それじゃ「とぜね」=つれづれじゃないかと思ったりしました。
それが何とびっくり。今日ダメ元でGoogle先生にお伺いを立てたところ、熊本の方言に「とぜんなか」というのがあるそうで、それは「徒然なか」だというのです。宮城や岩手にも「とぜん/とじぇん」があり、福岡、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島でも「とぜなか」「とぜんね」が残っているとか。つまり「とぜね」=「とぜんない」=「徒然ない」だというのです。つれづれは和語で、徒然は漢語だって。すごい!まさに、方言周圏論?急に九州に友だちができた気分。 いぶりがっこの「がっこ」漬物は女房詞の「雅香」から来ているとか、大鏡にでてくる「うたてし」が秋田弁の「うたで」(何だかすごーく嫌な様)だとか、聞いたことがあったけど…いにしえの言葉が列島の端で今も生きているんですね。(私は「とぜね」も「うだで」もちゃんと使いこなしてこなかったような気がします)
ふと考えます。祖母が「とぜね」くて、喫煙を始めたのはいつごろだったのかと。父が旧制中学の頃に祖父が亡くなったと聞きます。子どもが3人いて、祖父が健在だった頃は「とぜね」と思うひまはなかったんじゃないか。数えてみると祖父が亡くなったのは昭和13年か14年頃?父は18歳ぐらいで徴兵され、父のすぐ上の姉は昭和19年にわずか21歳で亡くなったと聞いています。その時上の娘(伯母)は満州に嫁ぎ、父は兵隊に取られ、祖母は一人で娘のお葬式を出したそうです。祖母はその時のことを「本当に娘に代わってやりたかった。まだ21。可哀想で、可哀想で」と言っていたそうです。私は直接その話を聞いたことはありません。別の時に「どんなことがあっても、死のうとまでは思ったことがない」とも言っていたのを覚えていますが。
多分、祖母が「とぜね」と思ったのは、その頃じゃないかしら。とぜねけれど、死ぬわけにも行かないから、たばこをふかす。それも一つの方法だ。
今日のお散歩
今月はあまりの暑さに引きこもりがち、行くところと言えば主に病院でした。とほほ。某大学病院はホテルのよう。ここは父が入院してたり、ふみちゃんが生まれたり、考えてみるとご縁があるなあ。
今日のお散歩 その2
そう言えば、ライブで横浜に行ったんだ。往復1時間半×2、彼のライブにふさわしい土砂降りの日。一言で言えないけど、ギター一本たった一人のステージに圧倒されました。
Matariki Day
ある日さっちゃんから電話。あれ?今日はお休み?って聞いたら、「うん、ナショナルホリデー。きょうはマタリキデー。マウイのニューイヤーデーだよ」って教えてくれました。今日は夜が一番長い日だからって、ああ、そうか日本は夏至だからニュージーランドは冬至なんだ。まさに地球のこっち側とあっち側に住んでるんだなと実感しました。
この絵はさっちゃんが小学生の頃書いたマタリキの絵です。Matarikiって昴のことだそうです。オリオン座から少し離れたところに見えるって。オリオン座は知ってるけど、スバルはちゃんと見たことない。冬になったら探してみよう。
クリスマスも冬至の行事。北欧の冬至のお祭りとキリスト教が結びついたものだと聞いたことがあります。マオリの人達も、長い夜、星を見て過ごしてたんだね。
毎日ごはん
梅を漬けました。来年までじっと待つ。楽しみ楽しみ。
Art
ひろちゃんは近所のお友達とアートクラスに行き始めたんだって。うん、絵のスタイルががらっと変わったね。ふみちゃん、腕を上げたね。さっちゃんは自分のスタイルをとことん追求してるね。楽しみ、楽しみ。
コメント
コメントを投稿