G.B.Times 5月号 No.7
Hello!
高く泳ぐよ、こいのぼりなのです。小っちゃいこいのぼりと大っきいこいのぼり。
子どもたちは野に放たれると、誰も何も言わなくても駆け回ってしまうのです。老人はびっくりしてしまいます。もしかしたら60数年前はそんなこともあったかも。ただただ手や足に力がみなぎり、意味もなくぴょんこぴょんこしてしまった時が。春は若い季節です。草木はますます勢いをまして、少し猛々しくなってきました。そんな春を前にして、実はちょっと鬱々としてしまっていたかもしれないGBです。
仲間たち
この子もちょっと離れたシマの子で、時々遊びに来ます。
この子は昔、ベルベットを思わせるような濃いグレーでした。何か名のありそうな猫の雑種か?動くぬいぐるみのようでしたが、よく見ると背中に微かにシマ模様が浮かんでいました。 久しぶりに会ったら、すっかり人相(猫相)が悪くなって、態度もちょっと不良っぽい。人の姿をみても動じず、逃げようともしません。何が彼(彼女)をそうさせた?
Memories
実家でも使っていたアラジンの石油ストーブ。いちいちマッチで点火し、たびたび給油が必要で、時々芯掃除をしなきゃいけないというローテクなところが魅力かな。
秋田の実家では、この小さなストーブとこたつだけでした。寒かったんじゃないかしら。でもそんなに寒いと思った記憶はない。たまに、おばあちゃんが「湯ばかり沸くども、さっぱりぬくたまらない」と苦情を言っていたのを思い出します。昔は牛乳瓶やジュースの瓶が凍って割れてしまうような寒い日もありました。そんな時は一日中焚いてもやっぱり寒かったのでしょう。だけどイギリスのストーブだ、少しも石油臭くならない、すぐれ物だとみんな有り難がって使っていました。当時はずいぶん高価だったのではないかしら。今思うと、(父はお金もないのに)趣味的なことにお金を使うのが好きだったみたい。キャノンのカメラも持ってたし、書道のお道具もワンセットそろえていました。
今、秋田に比べると冬のないような東京で、基本的にはエアコンで暖を取っていますが、ことこと煮物をしたい時などはアラジンの出番です。祖母が言っていたように確かにすぐに沸く。ゆっくりお豆の煮える時間がうれしい。部屋も湯気で満たされる。幼い日と同じブルーフレームです。そのストーブさんの出番が終わったかと思ったら、もうヤブ蚊くんが元気になり出した。
今日のお散歩
通院のために月一訪れるようになった神保町界隈です。本屋さんもじっくり見たいけど(我が家の近くの書店は次々にみんな閉めてしまいました)今は美味しいものと、かわいいものが気になる私。すずらん通りの文房堂のウインドウはいつも楽しい。もうちょっと元気になって、この辺り、もっとじっくり歩き回りたいな。
毎日ごはん
裏山からユキノシタのはっぱと、カラスノエンドウの若いところを頂いて来たのも混じってる野菜天です。
お精進の日に炊いたお赤飯。さえちゃんがモチ米と『てんこ小豆』を送ってくれた。てんこ小豆はちょっと紫色の発色が魅力で、普通の小豆に比べると豆もしっかりしているのでお赤飯にぴったり。ありがたや。昔は各地特有の小豆って結構あったとも聞きます。
筍はこの季節だけ。でもすぐに終わってしまう。料理する前の筍の姿、写真撮り忘れた!
今月の言葉
またまたビッチの話題。
友だち♂がまだ小学生の頃。夏休みかなんかに学校からもらった割引券で、お母さんと一緒に映画館に行ったそうです。子ども向けの映画が終わったら2本目はなんと小川真由美と緑魔子主演の『2匹の牝犬』。昔は2本立て、3本立てが珍しくなかったし、学校でそろって見に行った映画にエロい予告編が流れてうわってなったこともあったな。昭和の映画館あるあるです。
でも、それをお母さんと一緒に見るってのは気まずいよね。彼の感想としては「世の中にこんないやらしいことがあるのか、大人ってすごいな…」みたいな感じだったそうです。でも大人になってから同じ映画を見てみたら、エロくも何ともない、どうってことない映画だったと言ってました。そんなものかもね。『2匹の牝犬』ウ~ンやっぱりタイトルがすごい。妄想力をあおってくる。私はまだ見てないけど、若い頃の緑魔子見たいな。
仲間たちpart2植物篇
桑、クワ、マルベリー。夫の実家に桑の大木があって、たくさん取ってしぼってジュースにしたそうです。つい赤とんぼの歌を口ずさんでしまいます。夫の実家に桑の大木があって、たくさん取ってしぼってジュースにしたそうです。
編集後記
裏山はドクダミが一大勢力を誇る季節となりました。その次はいよいよ夏の草。クズ、ひっつきむし、背の高い黄色い花を付けるヤツなどが次の座を狙っています。今年も長く厳しい夏がやって来る。
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